『余命宣告』について*** 『余命宣告』について *** 私は『余命宣告』という言葉を好きではない。 とういうのは、その言葉自体を単に好きではないということだ。 医者が患者に対して、患者の様態をきちんと知らせることは大切で必要なことだ。 ただし、あなたの命はあとどれくらいですよ。というのはおかしい。 (それを告げている医者ができるのがそこまでだ。と患者が理解できればよいが。) その医者が今の医療で自分ができるのはここまでで、そうなるとこれくらいです。 今の段階で、これくらいでしょう。 という推測を告げるのは必要なことだと思う。 たとえ医者でも一人の人間でしかないのだから、 同じ人間に対して、あなたの命はこれだけです。 と言い切れるわけがない。神様ではないのだから。 そう意味で、この『余命宣告』という言葉が好きではない。 私に疑問をなげかけてくださった方は、 お身内の方が亡くなる前に、医師が患者の状態をはっきり告げなかったために、やり残したことを惜しみながら死んでしまったことを残念に思われているようだ。 だから余命宣告はするべきだと。 私は自分の様態に関して疑問があったら、あくまで追求するか自分で調べることだと思う。 自分の人生なのだから、他人にまかせるわけにいかない。 私は仕事をし、生活をしている。 お金の事でわからないことは、会計士さんに相談し、 土地建物の事は司法書士さんだったり。 今日何を食べようかなって時は、 その店で美味しいもの何?と聞く。 でも最後に決めるのは自分です。 病気のことも同じです。 病気の事はお医者さんにお聞きします。 その道のプロなのだから。 そんなわけで、私は自分の人生がいつ切り取られてもいいように、 毎日を精一杯生き抜いて、ばく進し続けます。 これが私の生き方です。 myブログ 2008年5月6日の日記より 目次へ |